先月行われたイベントで、防災についてのワークショップがあり、プレスリリースを書きました。
ちょうど、6月1日が防災グッズの点検日にあたり、防災グッズの見直しの中に家族写真と家族の情報を入れてもらうための『家族の思い出防災カード作り』という企画で、イベント当日に写真撮影をして、裏に家族の情報を記載しラミネート。家族それぞれが持って頂く事で、いざという時にも家族が繋がるツールとして、いつも携帯して欲しいという思いから企画したワークショップでした。
この企画を考えた時に、昨年観た「浅田家!」という映画を思い出しました。
被災地で、汚れてしまった写真を洗浄し家族の元へ届けるお話。
私自身、家族写真はデータもありますが、フィルムからプリントされた写真が好きなこともあり、この映画に引き込まれました。
データでない、プリントされた写真には趣があり、その当時を思い出さる不思議な力があります。
子供の頃にとった、少し色褪せた写真。まだ、父がたばこを吸っていた時代に足元挟まって映る私の写真がとても好きで、その時のたばこと父の香りやほっとする感情など、ぼんやりと思い出すことができます。
写真の力ってすごいなって感じました。
震災の時、家族がバラバラになってしまったら、心細い。
そんな時でも、家族の写真があればきっと心強い。
必ず、家族と繋がれるように、この家族の思い出防災カードは作っておきたいなと感じました。
プレスリリースを書くにあたり、被災時に感じた事などを色々と調べてみると、女性がとくに
子育て世代の女性がとても大変だった事が沢山書かれておりました。
震災は構えている時に来るものではない、だから家族がバラバラで女性一人で家を切り盛りしている時にも起こる事が多いんです。
小さな子供と手をつなぎ、避難グッズを持って避難所へ。
行く道中でも大変だったそう。とにかく子供たちを守る為にと必死で、色んな事で頭がいっぱいに。
そんな状況があったと知り、少しでも安心して大変な時期を乗り越えて欲しい。
そんな思いでプレスリリースを書き、記者クラブへ提出しました。
イベント当日、毎日新聞社様が取材に来て下さり色々とお話を聞いてくださりました。
プレスリリースでは書ききれなかった思いを沢山聞いてくださり、この防災活動を知っていただくきっかけを作ってくださいました。
掲載されたのは、5月31日。防災点検日の前日。
一番いい日に掲載していただきました。
この記事を見てくださった方が少しでも防災意識が高まれば嬉しいです。
PRプロデューサーとして、良い事を世の中に伝える活動。
とてもやりがいのある仕事だと感じます。
社会にとって良い事を、メディアの力で世の中に届ける。
それが私の使命です。